コロナ禍の真っ只中ですが、この10月27日からエミレーツ航空が成田⇔ドバイ間のフライトを週4便としました。(おっ、いいぞ。良いニュースだぁ!でも誰が乗るんだぁ?)
ですが、テレビでは旅行評論家と名乗る人が「海外旅行の需要が戻るのは4~5年後」とも言っていました。(ええっ・・・。ヘコみますやん!)
しかし、良いニュースとしましては来年の前半でワクチン接種が始まると言っていましたので、海外旅行を専門に扱う我々としは何とかこれでコロナが収束し、早期の海外旅行の再開を祈るばかりです。
我々はとにかく前を向いて進むしかありません!
ドバイでは2021年10月に「ドバイ万博」というビックイベントが始まります。ですので、これは願望になるかも知れませんが年が明けた2021年にはまた皆さんにアラブ首長国連邦(ドバイ&アブダビ)にお越し頂けることを信じて、しっかりと情報発信を続けていきます。
そこで、ずっとドバイの情報を書いていましたが、今回はアラブ首長国連邦の首都になります「アブダビ」のお勧め観光スポットをご案内しようかと。
そうですね、やっぱ最初は本当に素晴らしい「シェイクザイードグランドモスク」がいいでしょう!
ご案内・・・とは書いたものの、これだけ有名な観光地ですから、すでに多くの方がブログ記事で詳しく書いているんだろうなぁ~と思って一度ググって見ました。
ググるといっぱい出てきますよね、シェイクザイードグランドモスクの情報が。
書かれているのは女性の方が多いようですが、記事を見ますと写真も綺麗だし、文章も情報の内容も濃く、とても丁寧で素敵です。
これは、シェイクザイードグランドモスクは書かんでもいいか・・・。
と、ふと思いましたが、僕も数え切れないほどこのシェイクザイードグランドモスクに来ていて、仕事として多くのお客様を案内している身としては、すでにブログに書かれている皆さんとは違った観点でお知らせ出来るのでは・・・と思いましたので、せっせと書かせて頂こうと思います。せっかく、撮った写真もありますしね。
シェイクザイードグランドモスクの概要や、より細かい詳細などは、多くの皆さんがたっぷりと丁寧に書かれていますので、今回はそれらを省く部分が多くなり、荒く感じる方もいるかと思いますが、決して“手抜き”をしていると思わないで下さい。
気をつけないといけないことや見所などはしっかりとお知らせさせて頂きますので、ちょっとお付合いを頂ければ幸いです。
≪シェイクザイード グランド モスク≫
ドバイから行かれる方が多いと思いますが、アブダビにある「シェイクザイード グランドモスク」までは乗用車やバンタイプの車で所要時間は約90分。
バス(貸切り)などを利用の場合は120分ほどの距離です。(約120km) *乗用車とバスとで所要時間が違うのはそれぞれの”最高速度規定”が違うから。
タクシーを利用する人もいます。 値段の目安は“片道”日本円で1万円ほどです。(メーター制ですので、混雑などで多少前後するかも知れません)
日本でいう“高速バス”みたいなものもありますが、あまり実際に日本人が利用しているのを見たことがありません。治安の良い国ですので、このバスを利用することに特に注意することはありませんが、本当に素晴らしい「シェイクザイードグランドモスク観光」ですから、出来れば日本からガイドさんとともに車も予約をされてから行かれることをお勧めします。
行く前の最初の注意点:
・ガイドが同行する場合 ・・・ 事前に入場の予約が必要となります。予約時間帯は30分ごとの受付ですが、時間帯によっては満席で受付不可の場合がありますので、早めにガイドを手配している旅行会社から予約をしてもらって下さい。
*特に金曜日は16:30からのオープンとなりますが、オープンしてからはかなり混雑していて予約を取るのに苦労することがあります。(ラマダン期間中の金曜日は終日休館)
・ガイドが同行しない場合 ・・・ 事前の予約は必要ありません。但し、入場受付のところでi Padに英語で情報を打ち込む作業がありますので、英語が苦手な方はスマートフォンの翻訳アプリとかを駆使して打ち込んで下さい。(ガイドが同行する場合ももちろん同じ作業がありますが、ガイドさんがフォローすると思いますのであまり気にしなくていいと思います)
入場する際の注意点:ドレスコード(服装チェック)
・ガイドが同行する場合 ・・・ 朝、ガイドがお迎えした時に皆さんの服装をチェックすると思います。このモスクの入場はかなり厳しいドレスコードのチェックがありますので、もしモスクのスタッフから「あなた、ダメ!」と言われると、その服装のままでは絶対に入ることは出来ません。また、ガイドが同行するグループに対してはモスクが所有するレンタル アバヤ(女性用の民族衣装)は貸してくれませんので注意が必要です。
・ガイドが同行しない場合 ・・・ ドレスコードの厳しさは同じですが、ガイドがいない場合はモスクが所有するアバヤを無料で貸出してくれます。ただ、アバヤの色が“茶色”だったり、“薄い青色”だったりで、正直かなりダサい。 茶色のアバヤを来ている人を見るとかなり猿っぽい感じに見えます。(猿っぽく見えるだけです。”っぽく”です。猿そのものだとは言ってません)
*男性の方は膝の出ている短パンや袖の無いシャツぐらいを気をつけるだけで大丈夫です。
*女性は”顔”、”手首”以外は露出してはいけません。また、身体のラインが見える服装もダメです。
*男女とも”動物のイラスト”や”女性の顔”が入っている服装などはダメです。(大阪のおば様はお気を付け下さい)
女性の方にお勧めなのですが、ドバイにあるオールドスークなどで、黒のアバヤを思い切って購入するということ。安いもので日本円で2,000円くらいから売っています。 着た後はお土産にもなりますし、何よりモスクでの写真撮影に映えます。
シェイクザイードグランドモスク内の注意点:
入場されると至るところに制服を着たセキュリティーが立っています。モスク内の規則として、写真の際に「ポーズ」をとってはいけないことになっていますのでご注意下さい。
4人とか、それ以上の人数で行くとどうしてもモスクをバックに全員でポーズをとってしまいますが、するとすぐにこのセキュリティーが近づいてきて注意されます。
ただ、見ているとその注意されるポーズの度合いは曖昧で、時間をかけて大げさなポーズをしない限りは大丈夫だと思います。 また、注意されても「は~い!」といってポーズをやめればすぐにどこかへ行きますのであまり気にしなくてもいいかも知れません。(ガイドは事前に案内をする義務がありますので、皆さんには入場前に注意点としてお知らせするはずです)
注意点としては以上でしょうか。
シェイクザイードグランドモスクの入場するお勧めの時間帯は、これは絶対に「夕まずめ」です。行かれるシーズンによって日の入り時間が違いますので、行く前にWebで日の入り時間を調べてから行かれて下さい。
夕まずめのシェイクザイードグランドモスクは本当に幻想的になります。沢山いた観光客も夕方から減り始め、暗くなる頃にはかなり少なくなります。 なので幻想的な雰囲気の中に雑音の無い神秘的な世界(モスク)がご覧頂けます。
例えば、2021年3月01日の日の入り時間は18時23分55秒ですから、18時前に入場されれば夕まずめから夜にかけての幻想的なモスクを見ることが出来ると思います。
明るい時のモスクも素晴らしいのは間違いないですが、夕まずめから夜のシェイクザイードグランドモスクはその倍以上の感動を味わえますので、時間の許す方は是非とも一度ご覧になって下さい。
だた、夕まずめのシェイクザイードグランドモスクを見るのには、ドバイにご宿泊の方には時間的な問題がありますね。 19時頃にモスクを出発したとして、そのまま直行でドバイに戻ってもホテルには21時頃になってしまいます。
いっそのこと“もっと遅くなってもいい”という方は、せっかくアブダビまで行かれたのですからモスクのすぐ近くにある「リッツカールトン アブダビ グランド カナル」や「シャングリラ アブダビ」でディナーをお召し上がりになってからドバイへ戻るというのもお勧めです。
“さらにもっと遅くなってもいい”という方にはアブダビの通称7星ホテルと言われる「エミレーツパレス」のレストランでディナーはいかがでしょうか。(ホテルは20分ほどドバイとは逆の方向になりますので多少余分に時間がかかります)
僕も一度、モスクを見た後にエミレーツパレス内のイタリアン レストラン「MEZZALUNA/メッツァルーナ」のテラス席でディナーをしてドバイへ戻った事があります。それはもう最高でした!
*ディナーの後はホテル内のLe Cafeでこれも有名な”ゴールドカプチーノ”はいかが?
ドバイへ戻ったら23時頃になっていましたが、その日の充実感は何物にも代えがたい“完璧”な1日として、今でも強烈に覚えています。 是非ともお試し下さい。
*エミレーツパレスは宿泊者以外ではレストランなどの事前予約が無いとホテル中に入ることが出来ませんので、必ず事前に予約をされてから行かれて下さい。
最後になりますが僕はいつも、初めてシェイクザイードグランドモスクに行かれる方に「このモスクは200年、300年先にも必ず現存されているであろう素晴らしいものですよ!」とお伝えしています。
そうそう、書き忘れていましたがシェイクザイードグランドモスクに行かれたら、是非とも地下にあるトイレに行かれて下さい。 アラブ様式のトイレで地下にエスカレーターで降りた瞬間に「ここはスーパー銭湯か?」と思うような綺麗な作りです。 これも新たな違う意味での感動!
シェイクザイードグランドモスクだけでかなり長くなってしまいました。
アブダビは他にもフェラーリーワールド、ヤス・マリーナ サーキット、カスル・アル ワタン、ワーナーブラザーズのテーマパークなど素敵な観光スポットが沢山ありますので、別の機会にまたご案内させて頂きます。