ドバイと言えば、やはり5星ホテルに泊る方が多いのだろうと思いますが、僕が担当していた大手旅行会社のパッケージツアーでは人数で言うと「4星ホテル」のご利用が一番多いように感じました。
やはり4星ホテルの魅力はその“値段”でしょうか。
僕がドバイで宿泊したことのある4星ホテルはこの8軒です。<ドバイには4星ホテルも100軒ほどありますので、数からいくと10分の1にもなりませんが、実際に4星ホテルに泊るのをお考えの方はこの8軒の中から選べばほぼ問題はないと思います。(どれも悪くない!)>
- リビエラホテル
- ノボテル アルバシャ
- ノボテル デイラ シティセンター
- ヒルトン モールオブエミレーツ
- ベストウエスタン プリミエール
- ホリデイ イン フェスティバルシティ
- グランド エクセルシオール バールドバイ
- ヴィダ ダウンタウン ドバイ
今回はその中でも【お勧めのベスト4星ホテル】をご紹介したいと思います。
その4星ホテルの名前は『リビエラ ホテル』
リビエラホテルはドバイでも老舗的なホテルで、このホテルのオーナーは大の親日家。僕も20年前からこのリビエラホテルには何度も“食事”やお客様の案内で足を運んでいましたが、初めて宿泊したのが2018年の11月です。 この時は自分が担当する大きなグループが重なって、立地の良いリビエラホテルを選んでこのホテルに7泊しました。
実際に宿泊して、このホテルの良さがより実感出来ましたので今日は自分の感想も含めてご案内致します。
ロケーション
デイラ地区(旧市街)にあるリビエラホテルのロケーションは一言でいうと「サイコー!」
ホテルを目の前をクリーク(川)が流れていて、ドバイの有名な『ダウ船ディナークルーズ』の出港地もホテルの前付近です。
メトロの駅「Baniyas Square<バニヤス スクエア駅/グリーンライン>」も歩いて約5分の駅近ホテル。Baniyas Square St.付近ではケンタッキーやマクドナルド、カフェなどが夜遅くまで開いてますので僕は仕事終わりにいつもケンタッキーとかを買って部屋に持ち帰ってました。
観光で有名なスパイススークやゴールドスークへも徒歩圏内です。
ロビー/レセプション
5段ほどの階段(orスロープ)をあがるとホテルのスタッフが笑顔でドアを開けて迎え入れてくれます。
ロビーフロアにはレセプションは勿論のこと、日本人には嬉しい『日本語デスク』が常設。
ここには日本語で書かれた手作りのドバイのマップや日本人が経営する“サクラ クリニック”の案内などが置いていますのでとても重宝しますよ。*通常はリビエラホテルには日本人スタッフが常駐していますが、このコロナ禍で状況は変わる可能性があります。
お部屋
お部屋の広さはスタンドルームで32㎡。 広くて大きな部屋を持つホテルが多いドバイでは“普通”ではありますが、我々日本人から見れば十分な広さです。
スタンダードルームでも「クリークビュー」と「スークビュー」のカテゴリーがあり、僕が泊ったのは<6階>のクリークビュー。眺めは最高ですね。クリークの向こうには『ドバイ フレーム』やバージュカリファがある『ダウンタウン』が一望出来ます。
僕が気に入っているのはリビエラホテルは独自でTVの“日本語チャンネル”を導入しているところ。
TVをつけるとNHKの“朝の連続ドラマ”をやっているかと思えば、その後にドラマ“相棒”をやっていたりする。ようは「日本の番組のええとこどり」のTVプログラム。
ほとんどのホテルで「NHK World」は見ることが出来ますが、その内容はすべて英語なので日本のお客様はほとんど見ないようです。 その中でこの“日本語チャンネル”は見ても聞いても寛げます。
お風呂はバスタブにお湯を溜めるのに少し苦労をするかも知れません。
デイラ地区にあるホテルはどこも昔からある伝統的なホテルばかりですから、ダウンタウンやパームジュメイラの新しいホテルと比べると一度に多くのお客様がお湯を使うと途中で水になったりすることがあります。
でも大丈夫です。 少し時間をあければまたお湯が出てきますので、気長に待ちましょう。
日本人の方は少々せっかちですよね。お湯が途中で出なくなるのは決してトラブルではありません。
それはこのデイラ地区にあるすべてのホテルの特徴ですから、そのゆっくりな時間の流れも“旅のひとつ”と考えてお過ごし頂ければと思います。
朝食レストラン
ホテル内のレストラン「Al Dana / アル・ダナ」で朝食を頂きます。
僕が宿泊したのは2018年の1回(7泊)だけですが、この「Al Dana / アル・ダナ」の朝食は20年前からずっと利用しています。だからなのか、ここに来るとめちゃくちゃ落ち着くんですよね。
日本からドバイへのエミレーツ航空などは早朝に到着します。そしてドバイ観光へ行く前に必ずこのリビエラホテルで朝食を食べることをご案内していますから、このAl Danaでの朝食は僕にとっては常識となっています。
ドバイ空港に到着する1時間30分程前に朝食の機内サービスがありますので、空港では「もう、食べられへんわ~」という方が多いのですが、このAl Danaにいくと皆さん結構な量の朝食を必ずお召し上がりになっています。
朝食はブッフェ形式で、その内容は「洋食」「中華」「アラビックやインド」など豊富ですが、そこにプラス嬉しい白ご飯やお味噌汁、お漬物などもあります。
デザートや手作りパンも豊富にありますので、お腹がまだ空いていない方はコーヒーとパンだけを食べてもかなりおちつけますよ。(長い飛行時間の後ですから)
ちなみに僕はここの少し小さめのドーナツとマフィンが大好きです。コーヒーにも合いますので是非ともご賞味下さい。
サービス
なんと言ってもこのリビエラホテルの良いところはスタッフのフレンドリーなところ。
ドバイは海外からの出稼ぎ労働者ばかりですから、ホテルなどのサービス業はそのより良い労働環境を求めて人の入れ替わりが多いように思います。
しかし、このリビエラホテルはオーナーの人柄か、古くからずっと同じスタッフでやっているような気がします。それは僕ら手配会社がホテルへお客様をご案内するにあたって、もの凄い安心感です。
実際に多くのお客様がこのリビエラホテルを利用されていますが、宿泊後のアンケートなどでもクレームを受けたことはまったくありません。
派手なホテルが多いドバイにおいて、リビエラホテルは本当に老舗的なホテルですから建物も正直“古い感”は拭えませんが、それ以上にサービス面は5星に泊るよりも「心地よさ」を感じさせてくれるホテルです。
そうそう、リビエラホテルは日本の「ウォシュレットタイプ」のトイレを取り入れている珍しいホテルです。ドバイはどんな最高級の5星ホテルでもトイレに「ウォシュレットタイプ」のトイレはありませんので、僕なんかはめちゃくちゃ嬉しかったですね。
(ウォシュレットタイプのトイレは半分以上の部屋にあるそうですが、すべての部屋にはないそうですのでご注意下さい)
ドライホテル
ドバイでは政府から「アルコールライセンス」を取得しないと“お酒の提供”が出来ません。リビエラホテルはそのアルコールライセンスを持ちませんので、お酒の提供をしない「ドライ ホテル」となります。お部屋には冷蔵庫がありますので、空港などで買ったビールを冷やすこともできますので“ドライホテル”だからといって、それがマイナス点になることはありません。
*現在のコロナ禍でホテルの営業状態や内容、サービスは大きく変更となる場合があります。また、現地から情報があれば追ってリライト致しますのでご承知おき下さい。
このコロナ禍が収束し、日本からもドバイ旅行へお出かけ頂く日が近いことを心から願ってやむを得ません。その時のホテル選びの参考になれば・・・と思っております。