【ドバイのラクダ】見れる(乗れる)ところ

ドバイ

長年ドバイの仕事に携わっていて、ドバイに行かれたい様々なお客様のご希望なんかを見てますと、ドバイで“ラクダに乗りたい(見たい)”という方が多いように思います。(もちろん、その前に“砂漠で”と付くのかも知れませんが)

そこで今、ドバイでラクダが乗れる(見れる)場所をまとめてみました。

≪バスタキア地区のラクダ≫

まずは下の写真を見てほしいのですが、ここのラクダは写真を撮るときはいつも“カメラ目線”です。

*ラクダのカメラ目線 – その1(子)
*ラクダのカメラ目線 – その2(親)
*ラクダのカメラ目線 – その3(子)

本当に信じられないくらいのカメラ目線で、「中に人間が入っているのか?」と思わせるほど。

可愛いっすよね、このラクダ。

全部カメラ目線でしょう、このラクダくん。(ちゃん、かも知れない)

ドバイのバスタキア地区<アルファヒディ歴史地区>の入口付近にいるラクダですが、おそらく口にカゴを付けているのが親で、付けていないのがお子様かと思われます。(まったくのアカの他人かもしれませんが・・・)

一緒に写っているのは僕の家族たちで、初めてのドバイの初日の観光時の写真。(1年くらい前)

今までも僕はここには何度も来ていますが、正直なところ「おお~、ラクダがおるやんけ!」ぐらいにしか思っていなかった。 

家族が「ラクダと一緒に写真撮るぅ」というので、僕は「やめとき、こやつらは人にツバを吐きよるでぇ!」と助言をしたのに言うことなんか聞くはずもありません。

仕方なくカメラを持って撮る準備をし、家族がソロリと近づくとラクダ達からこちらに寄ってきて

「こんな感じのポーズでよろしいですか?」のごとく、顔をこちらに向けた。

アンボビバボー!

僕はラクダの首辺りに“チャック”が付いているのかと思って探したが無かった。 本物のラクダだ。

コロナが収束して、皆さんがドバイ観光に行く頃にはこのお子様はもう少し成長しているかも知れない。

そして反抗期になって、普通のラクダのように“ペッペッ!”とツバを吐くこともあるかも知れない。

もし貴方が行ったその時に、このラクダくんが反抗期だったとしても、この写真のようにモデルをするよな素直なラクダだったことを思い出して、どうか許してあげてほしいと思う。

ラクダは近づく人間にツバを吐く習慣がありますのでお気を付け下さい。

≪Desert Safari Tour・砂漠キャンプ場のラクダ≫

ドバイの人気オプショナルツアーに「4WD砂漠ドライブ」なるものがあります。 

TOYOTAランドクルーザー(乗客は1台に6名乗れます)で砂漠ドライブを楽しんだ後、砂漠中にあるキャンプ場に行って“BBQブッフェ”の夕食とベリーダンスなどを楽しむというもの。

ここにラクダがおりまして、乗ることが出来ます。

*4WDデザートサファリのらくだ

キャンプ場前に広がる砂漠をラクダに乗って、3~5分ほどゆっくり回ります。

このラクダ乗りはOPツアー料金に含まれているので、行かれた方は是非とも楽しんで下さい。

ただし、気をつけることが一つあります。 それは人を乗せて“ラクダが立ち上がる時”です。

前脚と後ろ脚を折りたたんで座っていて、人が乗ると急に前脚を立てるので背中の手すりをギュッと持っていないとすってんころりと後ろに落ちてしまいます。 実際に多くの人がラクダから落ちてケガをされされていますので、十分にご注意下さい。

≪ラクダのミルク工場・キャメリシャス≫

ドバイの中心地から車で20~30分の郊外にラクダのミルク工場「Camelicious Farm(キャメリシャス)」があります。 事前に予約をすれば、一般観光客も見学することが出来ますのでもしご興味があれば一度行かれてみて下さい。(有料です)

もちろん、“ラクダのミルク工場”ですから沢山のラクダがおります。 そこで、下の写真を見て下さい。

*キャメリシャスのラクダ達

日本でこの写真の風景ならば、普通は“”が並んでおられるのですが、ドバイではもちろんラクダ。

写真の通り、ここのラクダ様も人懐っこい感じです。

個人のお客様ではないのですが、食品関係に興味のある日本のグループご一行様を実際に何度かこちらにご案内しましたが、とても評判は良かったです。もちろん、個人で行かれても十分にお楽しみ頂けると思います。

20021年10月には1年延期となった「ドバイEXPO 」が開催されます。次のEXPO開催が

2025年の「OSAKA(大阪) EXPO 2025」

これに向けて多くの行政自治体や関連企業の方がドバイを訪問されると思いますので、食品関連で視察先をお探しの方がおられれば<Camelicious Farm>を候補にされてみるのはいかがでしょうか。

*キャメリシャスのエントランス モニュメント
*キャメリシャスの工場見学

≪砂漠ホテル・バブアルシャムス デザート リゾート≫

ドバイ中心地から車で1時間の距離に女性に人気の砂漠ホテル「バブ アル シャムス デザート リゾート& スパ」があります。

このホテルの宿泊者に限りますが、夕方の決められた時間にラクダに乗ることが出来ます。

*バブアルシャムのラクダ(スタンバイするところ)

ラクダの係員に部屋番号を告げてからラクダに乗ります。乗っている時間は5分ほどでしょうか。

ホテル敷地内の砂漠を歩いてくれるので、4WD砂漠ドライブの時に乗るラクダよりは多少雰囲気はいい感じです。(ラクダを引っぱるオッサンもカンドゥーラの民族衣装を着て雰囲気を出してますし)

僕個人的にはこのBab Al Shams Desert Resortの裏の砂漠側にあるバーでレモンミントジュースやアラビックコーヒーを飲みながら、砂漠に夕日が沈むのをゆっくりと見るのがお気に入り。

(この写真はバブアルシャムスに沈む夕日とスプライトです。スプライトがめっちゃ美味しそう!)

*バブアルシャムスの夕日とスプライト

その夕日を見つめながらちょっと涙し、そして「ええなぁ~!」とボソッと呟いてから、これから案内するAl Hadeerah Restaurantで食事をするのが僕のスタイル。 なんか、“涙”出るんですよねぇ・・・。

このラクダにはホテルに泊まらないと乗れませんが、このホテルの敷地内に「Al Hadeerah Restaurant<アル ハディーラ レストラン>」があって、ここにもラクダがいます。 もちろん、食事をしないといけませんので予約をしてから行かれてみて下さい。

Al Hadeerah Restaurantはアラビアの要塞スタイルのレストランで、食事はアラビア料理の豪華なブッフェとなります。アラブ音楽のショーやタヌーラ&ベリーダンス、昔の騎馬による戦いを再現した騎馬ショーなども楽しめるお勧めの素敵なレストランです。

レストランの席に着いてすぐにラクダに乗って、そしてよ~く手を洗ってからショーと食事を楽しみましょう!

あと、“超”が付くデラックスなもう一つの砂漠ホテル「Al Maha Desert Resort<アル マハ デザート リゾート」にもラクダがいて乗ることも出来ます。

このホテルはすべてコテージタイプ(別荘)のいわゆるオールスイートでかなり宿泊代はお高いです。

現在はMarriott Hotel Groupで 正式には「Al Maha Luxury Collection Desert Resort & Spa」と言う名前で“Luxury Collection”と付きますので、高級感半端ないです。 やはりドバイからは車で1時間ちょっとでいけます。

ドバイでラクダが見れるのはあとJBRのビーチでしょうか。(JBR=ジュメイラ ビーチ レジデンス)

僕はいつも仕事でドバイに行きますのでビーチで泳ぐことはなく、だから用も無いのにビーチに行くとむなしくなりますので、ここのビーチは遠目に見たくらいです。 

なので、その時にラクダがいたなぁ~と覚えで今も実際にここにいるのかどうかは不明です。 

鳥取砂丘のラクダのごとく、観光の撮影用のラクダだと思いますのでこのコロナ禍の今、観光客は少ないのでここのラクダは皆さんが来られるまで、どこかで待機しているのかも知れませんね。

最後にCOVID-19(コロナウイルス)が蔓延している今、「中東呼吸器症候群(MERS/マーズ)」について最後にご説明させて頂きます。

このマーズは平成24年9月以降にサウジアラビアを中心に広がったウイルスです。

COVID-19のコロナウイルスと同じく肺炎を起こし、このマーズに感染するとかなりの高熱を出して症状はCOVID-19よりも酷くなり死亡率もかなり高いとのことです。

COVID-19(コロナウイルス)はコウモリが原因と言われていますが、このマーズウイルスは“ラクダ”が原因と言われ、ラクダが生息する“中東”を中心に広がりを見せました。

今でも関西空港は勿論のこと、中部国際空港や成田空港でも帰国の検疫のところで「中東でラクダに触れた方はこちらにお知らせください!」と検疫係員がご案内をされています。

事実として、この記事でご案内したラクダ達から“マーズ”に感染した方は1人もおりません。もし、このラクダ達で感染した事実があれば、ドバイ政府が観光客に対してラクダによるサービスの提供を即座に中止をすると思いますので、現状は安心してお楽しみ頂ければと思います。

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