ドバイの雑学 -小ネタ集・生きもの(鳥&動物)編-

ドバイ

ドバイといって、想像する生き物はやはり最初に出てくるのは”ラクダ”でしょうか?

しかし、ラクダ以外にもドバイを代表する生きものとしては「フラミンゴ」と「ファルコン」がいます。今回はドバイの雑学-小ネタ集-として、その生き物たちをご紹介致します。

フラミンゴ

ドバイ市内観光付でいく「ドバイ博物館」で、博物館の中に入ったところに吹き抜けのらせん階段の中央に汚~いフラミンゴの人形が吊り下げられています。(もしかしたら、あれは剥製かも・・・)

あまりにホコリをかぶっていて、その鳥が“フラミンゴ”だとすぐに分かる人は少ないのかも知れません。でも、その鳥はフラミンゴなのです。

日本人の方は鳥の中でも“フラミンゴ”は好きな鳥の一つではないでしょうか? だって、日本のほとんどの動物園にはフラミンゴいますし、ピンクレディーもサウスポーの歌詞で「♪フラミンゴみたい、ちょいと一本足で♬」って歌ってますもんね。

フラミンゴはドバイの国鳥ではないですが、ドバイ博物館の入口にも飾られているぐらいある意味ドバイのシンボル的な鳥なんです。*ドバイの国鳥は特に決められていないようです。

通常のドバイ観光だけをしていると「こんな大都会にフラミンゴがいるの?」ってきっと思われることでしょう。 

ここドバイではダウンタウンの大都会から20分ほど行けば「フラミンゴの群生」を見ることが出来ます。その場所の名前はRas Al Khor Wildlife Sanctuary。日本語で言うと“サンクチュアリー自然公園”という感じでしょうか。

その昔、フラミンゴは寒くなる冬にアフリカ大陸から越冬するために温暖なドバイへ来てましたが、いつの間にかドバイに居着いてしまいました。

僕もこのWildlife Sanctuaryへフラミンゴを見に行きましたが、行く前は「アフリカへ帰れへんように羽を切ってるんとちゃうん?」と正直ちょびっとそんな想像をしていたのですが・・・。

実際に公園内にある“バードウォッチング”する小屋でフラミンゴを見ていると何羽か飛んでいるのを見ることが出来たのでこのフラミンゴたちは自由のようです。(動物保護の観点からいえば、当たり前ですが・・・)

但し、30分ほど見ていると2名の作業服を着た公園のスタッフが台車に大きなエサが入った紙袋を持ってきて、おりゃ~と大量にフラミンゴに向けてまいておりました。

*エサをまくスタッフ

どうやら、フラミンゴ達はエサにつられてドバイに居座っているようです。そりゃ、生きるのに”楽”出来ることは一番ですもんね!

大都会のすぐ横にあって、フラミンゴの群生の向こうには高層ビル群が見える“ミスマッチ”はあまり見れる風景ではありません1時間もあればフラミンゴを見てダウンタウンまで戻ることが出来ますので是非一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

*バードウォッチングする小屋があります
*ここのフラミンゴは活発でほとんど2本足で立っている

☆Ras al Khor Wildlife Sanctuaryの詳細:

営業時間:Winter<10月~3月> 7:30~17:30 Summer<4月~9月> 6:00~18:00

料金:無料 *但し、ガイドが同行する場合は予約要

アクセス:車(タクシー等)でダウンタウンより約20分

ラクダ

ラクダは、砂漠の生活では欠かすことのできない重要な動物です。古くから輸送手段としてはもちろん、飲食用(肉・ミルク)、服や家の壁(皮・毛)などにも利用されてきました。

一度に水を80リットル飲むことが出来るので、数日間水を飲まなくてもへっちゃら。とてもお利口なことに、道を良く覚えていて、決して迷子になることはありません。

また、砂塵を避ける為に鼻の穴を閉じることができ、目は長~いまつ毛で保護されています。

ここドバイのラクダは、全てひとこぶラクダです。そのこぶの中身は水ではなく、なんと脂肪。この脂肪を消費しながら砂漠を歩くので、疲れきってしまうと「こぶ」も小さくなるのです。

ただし、今では4輪駆動車のおかげで砂漠の中を歩き回る必要もなく、砂漠サファリツアーのキャンプ場では、写真をパチパチとアイドル級の扱いで、ラクダにとってはちょっとらく~な生活。

ラクダの家畜化は約5000年前には始まっていたと言われており、現在では地球上のラクダはほぼ全て家畜化されており、「野生のラクダ」はいないとまで言われています。

*野生のように見えて野生ではないラクダ

ドバイの街から少し南、内陸に入っただけで「ラクダ注意」の標識が至る所で見かけられ、日中ラクダを轢いてしまうと、ラクダ主言い値の巨額な賠償金を請求されてしまいます。

僕たちも車で内陸部を走っていると50頭ほどのラクダ達に出会いました。ラクダをひかないようにゆっくり走ると下の写真の通り「どこ見て走っとるんじゃ!」のごとく、メンチを切ってきました。

*車を怖がらないラクダ!そしてメンチを切る!!

ラクダレースは、競馬同様に涼しい時期(11月~3月頃)のみ行われレースで、残念ながら外国人観光客の皆様は、レース場で観戦することはできません。(ホテルのテレビで観戦可能)

レースによって5~10キロ程の長距離で、スタートしてから数分でラクダの姿が見えなくなり、約15分後とかにリモコンムチ打ち機でペシッ、ペシッとお尻を叩かれ、4WDで横を並走するラクダ主からの声援(?!)を受けながら、一生懸命に走るラクダが現れてゴールするのです。*ペシッ、ペシッのリモコンムチ打ち機”はなんと日本製

レースに勝つとラクダ値があがり、約6000万円のラクダなども存在するようです。

弊社砂漠サファリツアーでは、キャンプ場にて無料で「ラクダ乗り」の体験をお楽しみ頂けますが、意外と背が高く、また乗り降りする時には足を「ガクッ」と折りたたみますので、落とされないようにしっかりとつかまっていて下さいね。 写真撮影も無料です!

ファルコン

アラブのお金持ちの道楽とも言えるのが、「ラクダ」「馬」、そして「ファルコン」です。

ファルコン(はやぶさ)は、もともと野ウサギなどを獲るために使われていたのですが、今や完全にお金持ちの趣味。安いもので20万円ぐらい、高いものだと1億円もすると言われています。

彼らが飛行機に乗るときは、常にファルコンも一緒で、目隠しされたファルコンを腕に乗せて、飛行機の椅子に座るのです。彼らはホテルにもたま~に、ファルコンと一緒に現れますので、見かけたら、事前に了解を得てからパチパチと記念撮影させてもらっちゃいましょう。

ちなみにファルコンの爪はとっても鋭いので、間違えても触れないように気を付けて下さいね。

ファルコンは4WDデザートサファリのキャンプ場や砂漠ホテルのバブ アル シャムス デザートリゾートなどで見ることが出来ます。

*バブアルシャムスデザートリゾートのファルコン

今回は小ネタ集として「ドバイの生き物」をご案内致しました。

「ドバイのフラミンゴ」は今はあまり有名ではないようですが、きっとブレイクする日も近いように思いますのでドバイに行かれた際は是非見学にお越し下さい。

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