≪世界一高いタワー・バージュカリファの窓拭きは命がけ??≫≫
まずはこの写真を見てください。
たくさんの窓が写っていますが、これは現在 世界一高いタワーのバージュカリファ。
写真のやや右下付近に10名くらいの人の姿が見えます。 これはロープ1本にぶら下がりながら窓拭きをしている人たちの姿。
怖すぎるやろぉ~!
ドバイモールに行った際に、その横に建つバージュカリファを見上げますとよく目にする風景です。
バージュカリファは高さ828mの163階建て。
これはおそらく100階くらいの位置で、日本なら窓拭き用のゴンドラに乗って窓を拭いていくのが一般的ですが、彼らはあくまでも“ロープ1本”でぶら下がっています。
もちろん、窓拭きをしているのはドバイで働く海外からの出稼ぎ労働者。
給料も本人達に聞いたわけではないけど、ドバイの相場からいって1ヶ月AED1500~AED2000(日本円で45,000円~60,000円)くらいまでではないでしょうか。
命がけの割には安いんですよ、これが。
参考までにTVなどのメディアやガイドブックによってはこの世界一高いタワーのことを”バージュカリファ”や”ブルジュ・ハリファ”と表現しています。 これは・・・
♦バージュ・カリファ <英語読み>
♦ブルジュ・ハリファ <アラビア語読み>
の違いです。”ハリファ”というのはアブダビのハリファ首長さんのお名前。Khalifaと書きますので、よく知りませんがアラビア語では”K”は発音しないのかも知れませんね。*ブルジュは”塔(タワー)”という意味です。
この写真はドバイ在住の現地ガイド・Y子さんのお友達が住んでいる”バージュカリファ 62階”にあるご自宅中からの窓拭き風景。みると結構、このロープって細いですよね。お子さんがかなりの興味を示してますが子供じゃなくても、大人でも絶対に興味がわくと思います。窓からの風景も凄いです。
僕が住む大阪には日本で一番高いタワーの「あべのハルカス」がありますが、それが”60階建て”。
僕の住む家からもこの「あべのハルカス」が見えますが、めっちゃそびえ立っていますよ。これよりも高いところに住まれているって本当に凄いご家族ですよね。(高所恐怖症の僕はちょっと住めませんが・・・)
観光でバージュカリファの展望台に上った際に、展望台を見てエレベーターで下に降りたところに、このバージュカリファの建設に携わっている人達のドキュメンタリーがモニターで見ることが出来ます。 この窓拭きの人達の様子を映したものも見ることが出来ますので、是非とも一度ご覧下さい。
≪世界一高い観覧車・Ain Dubai/アイン ドバイ≫
現在、ドバイのJBR(ジュメイラビーチレジデンス)に“世界一高い観覧車・アイン ドバイ”が建設中です。
日本では「ドバイ アイ」と書いているメディアなどをよく見ますが、現地名は“Ain Dubai”といいます。
“Ain”はアラビア語で“目”という意味ですね。
有名なロンドンやシンガポールの観覧車がどちらも「ロンドン アイ」、「シンガポール アイ」なのでいわゆる”Ain Dubai“も同じような名前です。
ず~とv型の足場だけの状態が1年以上続き、ようやくゴンドラの付いていない状態ながら丸い大枠が出来たのは2019年の春頃でしょうか。
それから長い間、このままの放置プレーで「大丈夫かよ。作る気、あるんかよ~!」と思っていたら
写真①の“1個のゴンドラ”が付いたのが2020年の8月25日。 1個のゴンドラが付くまで約1年・・・。 これがドバイ流です。
「おいおい、このゴンドラの付け方合ってるんかよ~!」と思いつつも、逆にこれ以降のゴンドラの付け方に興味がわく僕。
そして、ちょっと前の9月末にはようやく写真②の状態に。
それから数週間ほど経ってから写真③の状態になって、ようやくゴンドラが半分近く付いたでしょうか。
このあたりで建設の責任者が常識のある人に変わったのかなぁ・・・と思う僕。
本来ならば、1年延期になる前の「ドバイ万博2020」開催日“2020年10月20日”に合わせてこのAin Dubaiもオープンする予定でしたが、そのドバイ万博が1年延期になったので建設スピードも少しペースダウンしているようです。
この様子だと年内にはすべてのゴンドラが取り付けられるように思いますので、コロナが収束してまた皆さんがドバイに行かれる頃にはこの「Ain Dubai」はオープンしているはずです。
高さは210mでこれも「世界一」の称号が付く観覧車ですので、是非ともドバイに行かれた際は乗って頂いて“世界一高いゴンドラ”の中からドバイの街の風景を楽しんでください。*料金等はまだ発表されていません。
ドバイには多くの”世界一”があります。今回は「その1」として、世界一高いタワーのバージュカリファの窓拭きと世界一高い観覧車の”小ネタ”をご案内致しましたが、また”その2”でドバイにある他の世界一を小ネタも含めてご紹介させて頂きます。