このコロナ禍でいつになれば海外旅行が復活出来るんでしょうね??
昨日からイギリスでワクチン接種が始まりました。日本でも2021年の前半で摂取が可能になるらしいので、少しで早く皆さんにドバイにお越し頂けるのを願うばかりです。
僕は海外の現地手配をするランドオペレーターに勤務する以前に、普通の旅行会社に勤めていていました。プロフィールにも書いたとおり、添乗ではほとんどの都道府県に行きまして実際の数は把握していませんがかなりの数だと思います。
ということで、今はまだあまり“ドバイ”をPRしたとてピンとこない(興味がわかない)と思いますので、僕が実際に添乗で泊った旅館&ホテルの中で「この旅館、ええなぁ~」と感じた、お勧めの10軒をご紹介しようと思います。(・・・といっても、また次回からドバイのことは書きますけどね)
いずれも有名な良い旅館&ホテルばかりですから、実際に泊って“何が良かったか?”というお勧めポイントを中心に書かせて頂きます。(ようは、細かいことは覚えてないっちゅうことです)
あかん遊久の里鶴雅[北海道・阿寒湖温泉]
先ほど“数は把握していない”と言いましたが、おそらく200~300軒の旅館&ホテルには泊っていると思います。
その中で僕がお風呂で一番凄いと思ったのがこの「あかん遊久の里鶴雅」。阿寒湖の湖畔に建つこの旅館は風呂からの景色もそりゃすごいのですが、規模自体も大きくて凄く綺麗なお風呂場です。
僕も死ぬまでにはもう一度この“あかん遊久の里鶴雅”のお風呂に入りたいといつも思っています。もちろん、風呂以外も良い旅館なのはいうまでもないですが、僕の印象はとにかく“風呂”です。
白馬リゾート ラ ネージュ本館[長野県・白馬八方]
ちょっと古い映画ですが「私をスキーに連れてって」の撮影が行われたのが白馬リゾート ラ ネージュ本館です。
隣の栂池にも1963年に開業したラ ネージュ栂池がありまして、こちらは真横にスキー場があって“スキー宿”というロッジ風なのですが(栂池のラ ネージュも大好きです)、白馬八方のラ ネージュ本館は1983年に開業した白馬和田野の森に佇む“英国チェダー様式”の洋館ホテルで雰囲気はメチャクチャ最高です。
今はさらに1990年にとても素敵な“ラ ネージュ東館”も開業していますが、僕がお勧めなのはラ ネージュ本館の方。 1983年開業ですから、すでに37年経っていますがこういうイギリス風洋館スタイルのホテルは年月が経てば経つほど良さ(味)が出てくるように感じます。
ホテル風水[北海道・然別湖温泉]
正直なところ、然別湖の湖畔に建つホテル風水に何も思い入れはありません。 僕が強烈に印象に残っているのは冬に凍った然別湖の湖上に造った“氷上露天風呂”です。
この氷上露天風呂は1月下旬から3月下旬まで開催されるイベント「然別湖コタン」の開催中に設営されます。入浴料は無料。 基本混浴ですが、18:00~20:00が男性専用、20:00~22:00が女性専用となっています。
僕が行ったときの夜の温度が-20℃。宿泊したホテル風水から旅館の浴衣のみを着て、寒さに堪えながら歩いて湖上にある露天風呂に向かいます。
なぜ、-20℃の中を浴衣一枚で露天風呂まで歩いていくのか・・・ですが、それは厚着をしていくと服を脱いだり着たりする間に凍えてしまうから。
露天風呂の浴場横にちゃんと氷で造られた“脱衣場”があるのですが、1分以内にパッと脱いでパッと風呂に入らないと身体がダメになります。 だから、浴衣一枚で歩いて行くのです。
-20℃で氷上露天風呂に一度入ってしまいますと、そこは“天国か!”と思うほどの極楽の世界なのですが、逆に極楽過ぎてこの露天風呂から出る勇気がまったく出ません。(1歩でるとそこは地獄の-20℃ですから)
タオルは一度お湯につけるとすぐに凍ってしまうので厳禁です。また、風呂からあがる勇気が出なくてずっと入っていると湯気で髪の毛が凍り始めて、ヘタに髪の毛を手で触ってしまうとポキポキと全部折れてしまうのでとても危険です。
ある意味、命がけのお風呂ですがこういう体験はもう一生出来ないだろうと思いますので、本当に最高のものでしたね。 露天風呂に入りながら、夜空を見上げるとそこはもの凄い数の星が見れますのでなんとも言えない世界観です。
ちょっと冬にこの然別湖にいくのは中々大変だと思いますが、大変な苦労をしてでも行くだけの価値は絶対にあります。
あともう一つ気をつけていただきたいことがあります。僕は女性専用の時間が近づいたので勇気を出して風呂から上がったのですが、氷でできた脱衣場に脱いだパンツとシャツを着ようと思ったところ、どちらも凍っていました。(恐ろしい・・・) 少しでも湿気があるとあっという間に凍ってしまうようです。これは気のつけようはありませんが、ちょっと対策をされた方がいいかも知れません。
それと旅館に走って戻ったあとは、必ず旅館の温泉大浴場(内風呂)に直行して下さい。そうしないと身体が壊れますので。
*コロナ禍で”然別コタン”などのイベントのスケジュールもどうなのか分かりません。必ず事前にご確認下さい。
ルネッサンスリゾート オキナワ[沖縄・恩納村]
沖縄は恩納村にある「ルネッサンスリゾート オキナワ」。開業をしてすでに30年以上が建ちますが、その良さに変わりはありません。このホテルには“山田温泉”という温泉が湧いています。なので、大浴場もあって沖縄に沢山あるリゾートホテルとは少し違った過ごし方も出来ますよ。
僕は最初にこのホテルに行ったのは開業して間もないころです。この時にホテルの支配人と話したのですがホテルの周りに植えられている木々は10年後以降を見据えていると言ってました。ですので、10年、20年、30年と年月が経てば経つほど、そのリゾートは完成されていくということだと思います。
もちろん、リノベーションもしていますので古さは感じることがなく、とても素敵なリゾートライフを過ごせることでしょう。
苗場 プリンスホテル[新潟県・苗場]
僕らの年代でいうと苗場プリンスのイメージは「松任谷由実<ユーミン>」です。 ある労働組合のスキーツアー添乗で初めて苗場プリンスに泊りましたが、とにかくそのデカさと華やかさに驚きました。
最近はまったく見ることはなくなりましたが、昔はここでよく芸能人があつまって番組をやっていましたよね。ある意味、TVでずっと見ていたところを自分が実際にその場に立つと感慨深いものになりますね。
「カップルや家族で、ここで2~3泊したら最高だろうなぁ~!」と思わせるホテルでした。それだけ~!
佳翠苑 皆美[島根県・玉造温泉]
島根県の玉造温泉にある佳翠苑 皆美も“良質の旅館”的なものを感じさせてくれるところでした。出雲大社を巡ってからチェックインしたのですが、厳かな出雲大社の参拝から佳翠苑 皆美に入るその流れはある意味、完璧な感じでした。 その土地の観光地と自分が泊る旅館とのマッチングってあるんだなぁ~と思ったのを記憶しています。 翌日のチェックアウトのあとに【足立美術館】に行くとより一層素敵な旅行になると思いますよ。
志摩観光ホテル ザ クラシック[三重県・伊勢志摩]
皇室御用達のホテル。(昔は。今はどうかはわかりません) このホテルで感動したのはやはり料理ですね。
添乗で行ったのですが、ディナーはお客様と同じフレンチのコース料理を食べさせて頂きました。鮑のステーキも何度か食べたことはありますが、この伊勢志摩観光ホテルの鮑は今まで食べたものとはあきらかに違ったように感じました。
それとこの伊勢志摩観光ホテルの営業の方と昔から仲が良かったのですが、一度打ち合わせでホテルへ伺ったときに、ランチでホテル特製の「伊勢えびのカレー」を食べさせてもらったことがあります。ちょっと、このカレーを口に入れたときはかなりの衝撃をだったことを覚えています。
値段も3千円以上したと記憶していますのでそれにもちょっと驚き。値段を見れば“そりゃ、美味しいやろぉ~!”と感じられると思いますが、この衝撃は食べたものしか分からないものですので是非とも一度ご賞味頂きたい味です。*今でも伊勢エビのカレーはやっているとは思いますが、もしかしたらこのご時世ですのでやめている可能性もありますので必ず事前にご確認下さい。
杖立渓流の宿 大自然[熊本県・杖立温泉]
杖立渓流の宿 大自然も古い旅館ですが、オススメポイントはなんと言ってもそのロケーション。名前の通り、渓流の流れる大自然に佇む素敵な旅館です。
元々、九州では大分県の湯布院温泉がかなり人気がありましたが、その流れが熊本の黒川温泉なんかにも流れていきましたよね。
この杖立温泉はそんなに旅館の数が多くはないので、“人気爆発”まではいかないかもしれませんが、癒やしスポットにある温泉旅館で心身共に疲れが取れてリラックス出来る旅館で、隠れ家的な温泉旅館だと思います。
いぶすき秀水園[鹿児島・指宿温泉]
指宿温泉ではこの“秀水園”と“白水館”が名旅館として、名前があがっていますね。僕が実際に泊ったのは“いぶすき秀水園”。 まず、最初に感じたのは指宿温泉の泉質です。泉質は塩化物泉で想像以上にしょっぱく、肌触りも良くて保温、保湿効果はバツグンなように感じました。
指宿温泉は“砂蒸し風呂”でも有名ですよね。いぶすき秀水園から徒歩3分のところに砂蒸し温泉の「砂むし会館・砂楽」がありますので、温泉三昧を楽しんで頂けます。
実際に僕が泊って印象に残っている旅館を10軒書かさせて頂きました。それは本当に簡単なワンポイントだけですけど(覚えてないから)、どれも素敵な旅館&ホテルばかりです。
今の時代、どこの旅館も経営はしんどいようですね。それと”豪華”な旅館&ホテルと”普通”の旅館&ホテルの差がかなり激しくなっているように思います。 言わば、お金を出せばいくらでも良い旅館に泊まれるという話しですが、豪華さだけを味わうのが旅の良さではありません。
たとえば、1万円前後で泊まれる普通の旅館でも、めちゃくちゃその土地と季節に合った極上の旅を味わうことは可能だと思います。皆さんのそれぞれのご予算で思い出に残る旅をして頂ければと思います。
僕がいつも紹介をしているドバイのホテルもそうです。1泊10万以上もする超豪華な5星ホテルもいいですが、安価で泊まれる3星や4星でも十分にその良さを感じれるホテルは沢山ありますので、また次回はそんなお勧めのドバイの素敵なホテルも紹介をさせて頂きますね。(ドバイのホテルはちゃんと細かく、最新の説明をさせて頂きますね!)